秒針は未だに動かない

ツイッターでは書けないあんなことやこんなこと

孤島

初めての小説です。文法の間違いとかは目をつむってちょ

俺の乗っている客船が難破した。嵐のせいだった。
俺を含めた乗客は当然嵐の海に流されていった。

気がつけば俺は見知らぬ海岸にいた。助かったのだ。
とにかく、他に流れ着いた人がいないか探すことにしよう。

しかし、やけに静かな森だな・・・。動物がいなさそうだ・・・。
まあ、たまたま使えそうな斧を見つけたから木を切り倒したりとかして木の実くらいは取れるだろう・・・。

しばらくすると料理人がいた。あの船の料理人かもしれない。
俺は料理人に声をかけた。斧を持っていたので多少動揺していたがなんとか話が出来た。

確かにあの人はあの船の料理人だった。
しかし、『肉料理でも作って持ってきますよ』だとかいってどこかへいってしまった。
資源は豊富だから料理は出来なくもないだろうが、木の実やキノコで何か作ってくれるのだろうか・・・。
というか、作れるのか・・・?

しかし、俺は一刻も早くこの島をおさらばしたい。
斧もあるので木を切って筏(いかだ)だか小船だかを作り、食料を積んで海に出ることにしよう。

どれぐらいたっただろう・・・ もう陸地も見えないくらい遠くにいったようだ・・・
空はかなりよどんでいる・・・ いやな予感がする・・・
案の定嵐が来た。当然難破して転覆・・・ 私は荒れ狂う海に流されて遭難してしまった・・・

気がつくと砂浜の上で寝っ転がっていた。助かったのかな・・・?
特に何もすることはないので森の中を歩くことにした。

しかし、この森は静か過ぎて怖い・・・
木の実もたくさんなっているし、生き物はいないんじゃないかと思う・・・

しばらくすると、奥のほうで誰かこちらに来るのが見えた。
「おーい、そこの人ぉー!」
呼びかけると、こちらにものすごい勢いで来る。あの人も遭難した人かな?

・・・と思った瞬間、その人は私にナイフを向けて襲い掛かってきたのだ!

・・・気がつくと、私は浜辺にいた。
あの状況下でよく助かったなと思う。
しかし、おなかがすいたな・・・ どうしようか・・・
近くに包丁が落ちていた。あの船の厨房から流れてきたのか?

ちょうどいい。いざというときは護身用にもなる。
とにかく森の中を歩くことにした。

しばらくすると、男の人に出会った。しかし、斧を持っている。
もしかして、彼は人を・・・!?

彼は急に私に話しかけた。
私はすこし警戒したが、彼は木の実を持っている。
木の実なんてあったのか。気づかなかったな。

彼はかなりおしゃべりだな。いろいろと話してくる。
さらに、

「しかし、木の実以外にもなにかないんですかねぇ?」

なんていってくるから、うっかり

「なら、肉料理でも作って持ってきますよ」

なんていってしまったではないか。
料理人というプライドがあるから、どうしよう・・・。